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Vixen SD FlattnerHD + ReducerHD [天体写真]

7か月ぶりに那須の星空に出会えました。
10月6日から7日の晩は曇りの予報、さっさと寝入っていたのですが、
午前2時、家族に起こされて見上げたところ満天の星空じゃないですか!
一気に目が覚めてスライディングルーフを開けました。
すると完全などん曇り、あれはなんだったのか?
初秋夜の夢、、、ぴかぴかに輝いていたなぁ…

新しい補正光学系をやっとこ試せました。
10月7日から8日の晩はそこそこ快星、2時くらいまで撮影できました。
結果は、まぁまぁかなー
これまでGS-250RC/TRに、フラットナー+レデューサーとしてCCD67を
使っていましたが、ゴーストに悩まされてました。同じ光学系でも
ゴーストが発生しない場合もあるようで、何が原因なのかわからないままです。
しかも、Fully illuminated and corrected field diameter: 29mm
つまりフルサイズは無理です。
そこで導入したのが、これVixen SD FlattnerHD + ReducerHDです。
そしてこれを使うためにCollimater-Ring(フランジ)の光路長を25mmから
5mmへ短縮! 見事にピントが合いました。

Vixen SD FlattnerHD + ReducerHD + Camera Adapater
flatner.jpg
ついでにカメラアダプターは、ビクセン直焦ワイドアダプター+タカハシ・
カメラマウントDXにしました。

シーイングが落ち着いた頃撮影したM31、この後曇ってしまったので
おかしな構図ですが、4隅の星もまるまる、中央とあまり差がないように
思います。あれだけ悩んだゴーストも無し、周辺の光量もまぁまぁです。

M31 アンドロメダ座
2018年10月08日撮影 那須塩原
GS-250RC/TR + SD FlattnerHD + ReducerHD(0.8)+ EM400 + D810A : 5min x3
Full Size トリミングなし
M31_20181008.jpg

M33 さんかく座
2018年10月08日撮影 那須塩原
GS-250RC/TR + SD FlattnerHD + ReducerHD(0.8)+ EM400 + D810A
: 5min x12 Full Size トリミングなし
M33_1_20181008.jpg
Reducerを入れたと言っても60min露出では全然足りなかった様子です。
でもフルサイズをそのまま使えるのは良いですね。

接眼部を描いてみました。まだ多少の調整はするつもりですが、当面はこれで
撮影してみようと思ってます。
電動化とフルサイズ対応が希望でMoonLite CSLを導入しましたが、光路長が長い
ので、別のパーツで光路長短縮が必要になりました。
タイトルなし.jpg
全部組み込んだ接眼部、FlatnerHDは、2.5インチのMoonLite focuserの中に
入り込みます。少々余裕がありますが、他のReducerでどうなるか
わかりません。とりあえずTSFlat2.5でもピントが合うことは確認しました。
副鏡と主鏡の長さを調整して光路長を調整する手法もあるようですが、
これはさらに難しいようです。
接岸部.jpg

特注したCollimater-Ring(フランジ)です。
GS-250RC/TRは、これで所謂スケアリングを調整します。
あちこち問い合わせましたが、市販の部品ではありそうにありません。
オリジナルを実測して設計、きんと勘合できるかどうかドキドキでしたが、
ピッタリでした。みごとな加工技術です。
ここからスケアリング、光軸調整に四苦八苦、未だに自信ありませんが、
写真をみるとこんなもんかなと思ってます。
Collimater_1_20180508.jpg

こちらがオリジナルです。
Collimate_ring_original.jpg

今年の秋から冬は、これであちこち撮影してみます。
好天に恵まれますように!




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