APT Astro Photography Tool [天体写真]
年々撮影機会が減っているので、快星の夜に巡り合えたら、効率よく成功率の高い方法で撮影したいです。 ピンぼけ、ノイズだらけ、ガイドミスは避けたいけど、まぁ60点の写真であればいいかな
撮影ソフトをAPT Astro Photography Toolへ移行しました。
従来利用していたツールでは、ASCOMとの連携、マルチカメラ機能などで不具合、制限があり、困っていたのですが、APTを利用することで解決、PHD2を使ったOff Axis Guideも成功するようになり、ガイド精度も上がりました。かなり満足しています。撮影の時間効率、成功率が向上したように感じます。
APTは多くの機能を持ちますが、それぞれ機材に合致した設定が必要です。それが注意点みたいです。
気に入っている機能
1.マルチカメラ
複数のカメラで撮影可能、それぞれ動作プロセスを決められます。Ditheringなどでは同期制御が可能、Server CameraとClient Cameraを設定します。
2.ポイント クラフト
撮影した画像から撮影座標を見つけます。これで望遠鏡の向きを正確にアライメントできます。 ファインダーを使ったアライメントは不要、撮影フレームの微調整もクリック動作で望遠鏡向きを正確に移動できます。
3.フォーカス
Live ViewはもちろんFocus Aid/Bahtinov Aid/Auto-Focus Aid/Focus Craftなど、多種フォーカス関連のツールがあります。 Focus Craftは、撮影毎にImage全体からHFD/FWHMを計算可能することで、温度変化によるフォーカス変更が必要かどうかをLogに出力します。まだ試していませんが、Session Craftに設定すれば、例えば温度変化があれば、自動的にAuto-Focus Aidを実行することができるようです。
4.ガイド
PHD2を使ったガイドで、Dithering設定だけでなくメイン画面にガイド状況を表示可能です。 Off Axis GuideにはPHD2が適合しました。
5.ファイル管理
撮影画像に各種設定条件が追加され、カテゴリ毎に指定のフォルダへ保存されます。
撮影後の整理が楽になりました
6.ログ出力
各種APT実行のメッセージが表示されるため、状況を把握しやすいです。
7.プラネタリウムソフト連携
現状、ASCOM経由でステライメージと連携させて使っています。他のソフトも時間があれば試したいです。
8.その他
設定をあらかじめ自宅PCでシミュレーションしながら決め、ファイル保存できます。現地であわてる必要がありません。
マニュアルとTipsが揃っています。英文だけど、なんとなくわかります。なかなか難しいですが、翻訳するより試してみるしかありません。
英文でも全部を解説しているわけではないし、機器の組み合わせで異なる場合もありますからね。
また、EOSカメラは、センサー温度、累計シャッター回数などがわかります。
画面の色、サウンドを変更できます。
まだまだ機能がありますが、まだ使っていません。
今日時点で正式版R4.01、ベータ版R4.051、完成度が上がっているように感じます。
本当は国内産業発展のため、国内メーカを応援したいのですが、不具合について相談しても解決に時間が掛かるようです。
今や、無限に近い組み合わせがある制御ソフト開発は、ハード開発より時間とお金が掛かりますよね。
とがった長所もあるので、気長にレビジョンアップのリリースノートを毎回確認しています。
APTは、もっと使いこなせるようになったら、備忘録にまとめたいです。
海外のソフト、Stellarium、INDIも調べようかな。
NGC7023(アイリス星雲) ケフェウス座 地球から1300光年
2022年9月30日撮影 那須塩原
GS-250RC/TR+ SD FlattnerHD+ ReducerHD+ EM400+ 6D ISO3200 360sec x32 ASI174 Off-Axis
オフアキシスのためガイドエラーがありませんでした。
でもアイリス星雲や回りの分子雲を捕らえるにはもっと露光時間が必要そうです。
NGC7000 はくちょう座 地球から2200光年
2022年9月30日撮影 那須塩原
GS-250RC/TR+ SD FlattnerHD+ ReducerHD+ EM400+ 6D ISO6400 240sec x10 ASI174 Off-Axis
F7でも明るい散光星雲はよく写ります。f=1560mmでは長すぎるかもしれませんが、やっぱりというか当然ですが、FSQ106EDより暗い星々が見えますね。
次回はモザイク撮影に挑戦しようかな
撮影ソフトをAPT Astro Photography Toolへ移行しました。
従来利用していたツールでは、ASCOMとの連携、マルチカメラ機能などで不具合、制限があり、困っていたのですが、APTを利用することで解決、PHD2を使ったOff Axis Guideも成功するようになり、ガイド精度も上がりました。かなり満足しています。撮影の時間効率、成功率が向上したように感じます。
APTは多くの機能を持ちますが、それぞれ機材に合致した設定が必要です。それが注意点みたいです。
気に入っている機能
1.マルチカメラ
複数のカメラで撮影可能、それぞれ動作プロセスを決められます。Ditheringなどでは同期制御が可能、Server CameraとClient Cameraを設定します。
2.ポイント クラフト
撮影した画像から撮影座標を見つけます。これで望遠鏡の向きを正確にアライメントできます。 ファインダーを使ったアライメントは不要、撮影フレームの微調整もクリック動作で望遠鏡向きを正確に移動できます。
3.フォーカス
Live ViewはもちろんFocus Aid/Bahtinov Aid/Auto-Focus Aid/Focus Craftなど、多種フォーカス関連のツールがあります。 Focus Craftは、撮影毎にImage全体からHFD/FWHMを計算可能することで、温度変化によるフォーカス変更が必要かどうかをLogに出力します。まだ試していませんが、Session Craftに設定すれば、例えば温度変化があれば、自動的にAuto-Focus Aidを実行することができるようです。
4.ガイド
PHD2を使ったガイドで、Dithering設定だけでなくメイン画面にガイド状況を表示可能です。 Off Axis GuideにはPHD2が適合しました。
5.ファイル管理
撮影画像に各種設定条件が追加され、カテゴリ毎に指定のフォルダへ保存されます。
撮影後の整理が楽になりました
6.ログ出力
各種APT実行のメッセージが表示されるため、状況を把握しやすいです。
7.プラネタリウムソフト連携
現状、ASCOM経由でステライメージと連携させて使っています。他のソフトも時間があれば試したいです。
8.その他
設定をあらかじめ自宅PCでシミュレーションしながら決め、ファイル保存できます。現地であわてる必要がありません。
マニュアルとTipsが揃っています。英文だけど、なんとなくわかります。なかなか難しいですが、翻訳するより試してみるしかありません。
英文でも全部を解説しているわけではないし、機器の組み合わせで異なる場合もありますからね。
また、EOSカメラは、センサー温度、累計シャッター回数などがわかります。
画面の色、サウンドを変更できます。
まだまだ機能がありますが、まだ使っていません。
今日時点で正式版R4.01、ベータ版R4.051、完成度が上がっているように感じます。
本当は国内産業発展のため、国内メーカを応援したいのですが、不具合について相談しても解決に時間が掛かるようです。
今や、無限に近い組み合わせがある制御ソフト開発は、ハード開発より時間とお金が掛かりますよね。
とがった長所もあるので、気長にレビジョンアップのリリースノートを毎回確認しています。
APTは、もっと使いこなせるようになったら、備忘録にまとめたいです。
海外のソフト、Stellarium、INDIも調べようかな。
NGC7023(アイリス星雲) ケフェウス座 地球から1300光年
2022年9月30日撮影 那須塩原
GS-250RC/TR+ SD FlattnerHD+ ReducerHD+ EM400+ 6D ISO3200 360sec x32 ASI174 Off-Axis
オフアキシスのためガイドエラーがありませんでした。
でもアイリス星雲や回りの分子雲を捕らえるにはもっと露光時間が必要そうです。
NGC7000 はくちょう座 地球から2200光年
2022年9月30日撮影 那須塩原
GS-250RC/TR+ SD FlattnerHD+ ReducerHD+ EM400+ 6D ISO6400 240sec x10 ASI174 Off-Axis
F7でも明るい散光星雲はよく写ります。f=1560mmでは長すぎるかもしれませんが、やっぱりというか当然ですが、FSQ106EDより暗い星々が見えますね。
次回はモザイク撮影に挑戦しようかな
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